第17回住まいづくりサロン
木の家づくりセミナー 〜暮らしと地域を生かす住まい〜
日時:2001年10月14日 14:00〜15:30
場所:浜北市 森林公園内 森の家
出席者:大人17人 子供3人 13家族



 今回の住まいづくりサロンは、森林公園の森の感謝祭とタイアップして開かれました。森の家の会場ロビーに森とすまいの会の活動内容や、作品の展示を行い、森の感謝祭に来た方たちに森とすまいの会の紹介をしました。
 午後からのサロンでは4人の設計者の設計手法や何にこだわって住まいを作っているかを具体的にスライドを交えながらお話しました。
 森の感謝祭から偶然このサロンに参加された方もいて、活発な質問が出ました。特に最近話題の外断熱に関する質問はみなさん興味深く感じているようでした。
 森とすまいの会では建築研究所と一緒に現在壁体内結露や室内環境についてデータを取って、この地方にふさわしい方法を検討していますが、遠州地方で外断熱の必要性がどれほどあるのか、建築全体とのバランスを考えたとき、疑問に感じている事を説明しました。
 参加者は少ないサロンでしたが、設計者との距離が縮まった感じがあり、サロンの後、相談の時間も持てて有意義だったと思います。
 当日、現場納品直前の造り付けキッチンもあり、キッチンの話しも少しではありますがお話し出来た事を嬉しく思います。
〈感想カードの紹介〉
  1. 無垢材にこだわるのは、味が出て愛着がわくためであること、その結果、耐用年数が増していくのですね、納得しました。住み手が飽きるから壊していく、なるほどなと思いました。ビニール製のバッグと本皮のバッグの差が住宅についてもあるのでしょう。

  2. 建て主と設計者とのプラン作成のやりとりなどが聞けて良かった。杉材と他の材料との違い(見た目の影響)を聞けて良かった。
    資料として図面のコピーをいただき、今後自分が建てる時の参考としたい。できればこれから建てる家は図面と見比べながら見学したい。場所を聞いて個人的に時間を見つけて見に行けたら良いなと思います。

  3. 貴重なお話ありがとうございました。特に素材の話を興味を持って聞きました。日本の在来工法(継ぎ手等)についてセミナーがあればと思います。

  4. 素人の私にも分かり易いお話でした。私たちも木が大好きで、呼吸のする家を建てたいと思っています。