第20回住まいづくりサロン
大平台の家完成見学会
日 時 :2002年6月1日(土) 14時〜16時
場 所 :浜松市大平台 水野邸完成現場
出席者 :大人19名 子供3名



 第20回のサロンは、浜松市大平台に完成した水野さんの家をお借りして開催しました。
 最初に設計者の眞瀬から間取りの説明を行い、その後建物を見学しながら、現場を担当した同じく番匠の島野から使用している素材や工法などを、工事写真を見ながら説明させていただきました。
 当日は、吹抜けのリビングで、お施主のご夫婦と将来同居する予定のお父さんにも参加していただき、座談会形式で気軽に意見交換をしながら会を進めました。
 その中で、お施主さん自ら、約1年間費やした設計段階での苦労話を伺い、時間をかけてじっくり検討しながら決めていく大切さを、皆さん理解されたのではないでしょうか。
 
 
〈感想カードの紹介〉
  1. 説明を受け、知らなかった技術技法を知ることが出来ました。住まわれている方の思いが伝わってくるような暖かな家でした。空間を使った収納が勉強になりました。
  2. 素晴らしいお宅を拝見させていただき、有り難うございました。自宅の新築に向けて大変参考になりました。具体的な形になった物を見て、イメージも湧きました。
  3. 外壁の仕上げに興味を持ちました。吹抜けの漆喰の効果にも驚きました。その他、収納の工夫や勝手廻りも使いやすく、住み心地のよさそうなお宅だと感じました。
  4. 和紙の天井、青森ヒバの浴室がとても良いです。また、オール電化の利点を有効に活用した設計が良いです。
  5. お施主さんの人柄が、家全体にあらわれている、広くて暖かな家だなぁと思いました。木の香りが家の外でも十分感じられ、心が安らぎました。
  6. とにかく杉の色が良いですね。やっぱり天然乾燥は良いんだなあ。それから、お施主さんと設計者の熱意が伝わります。建物の部材一つひとつから?。
  7. 色々な工法を調べている内に、土壁が一番良いのかなと思うようになりました。これからどんどんこのようなお宅が増えると良いと思います。
  8. 家づくりに関しては、あまりにも沢山の情報が氾濫しており、その取捨選択は悩ましくもあり、楽しくもあります。家造りにはまってしまう様な魅力があるのですが、最終的にはどれか一つを選択せねば、実際に家は建ちません。その選択基準の一つに、人の顔を見るという事を意識していきたいと思っています。森とすまいの会の家が何たるかはともかく、顔を見せるという、その心意気に感銘を覚えました。