第28回サロンは、毎年恒例の木の伐採見学会を森町三倉の山で行いました。これまでの山の見学会は人工植林された杉の伐採見学でしたが、今回は、自然林の中で育った実生(みしょう)の推定100年以上の桧の伐採に立ち合わせていただきました。山主の甚沢さんの先代から引き継いだこの山の経緯の話の中で、以前は雑木林であったこと、そしてその雑木が椎茸栽培利用のために桧を残して伐採された時代があった話を聞かせていただいたあと、素材生産者の西尾材木の職人さんの手でいよいよ伐採に入りました。
実生の桧は、これまでに人間の手が入らなかったため、人工林と比べて年数の割には太くなく、少し見劣りはしますが、伐採された後に木の年輪を見ると、育ち初めの30年程の年輪が肉眼では確認できないほどの細かさであったり、周囲の雑木が伐採された時期には、年輪の開きも大きくなり、のびのびと二酸化炭素を吸収しながら育っている様子が、説明を受けながら確認できました。
自然の木に、その木の育った時代の様子が年輪に刻み込まれている事に、皆さんも感動していただけたのではないでしょうか。
甚沢さん、西尾さん、そして天野さんありがとうございました。