第38回住まいづくりサロン
「伐採見学会」
日 時 :2006年2月25日(日)
     14:00〜15:30
場 所 :磐田市岩井字大久保
出席者 :大人14人 子供2 8家族



 今回は、磐田市に建築中の住宅の構造見学会をしました。上棟後、約1ヶ月で、柱や梁などの骨組みと、地震の時などに力を発揮する耐力壁の様子などが分かる状態です。
 最初に大屋から、どんな点に気をつけて木構造の設計をしているか、耐力壁のバランスや、地震時に建物が捻れないようにすることの大切さなどについて説明し、その後、じっくりと見学してもらいました。
 また、この家は、冬の暖房に太陽熱を利用した、OMソーラーシステムを採用しています。番匠の野島さんから、OMの仕組みについて詳しく説明をしてもらい、棟のダクトから出る暖かい空気にもふれることができ、OMの快適さを少し体感して頂くことができたと思います。
 棟梁からは、木の家つくる際の苦労話や、やりがいについて生の話を聞くことができ、建て主さんからは、このような家を建てる決心をした経緯や、今の感想なども聞くことができました。
 柱や梁をそのまま見せるデザインが特徴のこの家は、この段階で天井の多くの部分が仕上がっています。完成したときの感じもある程度分かってもいただけたのではないかと思います。

  
   

〈感想カードの紹介〉

  1. とても木の良い香りが印象的です。柱がしっかりしていてどんな家が出来上がるのか楽しみです。空間の使い方が上手と思いました。これからも、こういう機会があれば是非お伺いしたいです。
  2. 天井を貼らず構造を見せると、空間の高さが出ると思いました。通し柱やその接合部分など、内部構造が分かりました。玄関からの軒下が長いのが良いと思いました。
  3. OMソーラーの仕組みを具体的に説明していただいたので良く分かりました。普段見えない部分が見られて良かったです。木の家はいいなと、あらためて思いました。完成したら是非見せて頂きたいです。
  4. 全体的に力強くきれいな印象を受けました。柱、梁とも自然のつやがあって、見せるものという意識を感じます。また、梁と柱の接合部に隙間なく、丁寧な造作だと思いました。