第48回住まいづくりサロン
「薪ストーブのある暮らし」
日 時 :2008年10月5日(日) 10:30〜13:00
場 所 :浜松市南区飯田町 伝兵衛堂ショールーム
出席者 :大人15人・子供5人(10家族)



 今年に入って、石油の値段が上がり、エネルギーに対する漠然とした不安が身近に感じられてきました。石油が無くなって高くなったという単純なお話ではないにしろ、いずれいつまでも地下資源に頼っているわけにはいかなくなるでしょう。そこで、出番は薪ストーブというわけです。薪は燃やしても木が蓄えた二酸化炭素の分しか、放出しないので地上の二酸化炭素量を増やすことはありません。また、薪を採取する場所が近いことが多いので運搬のエネルギーも少なくて済みます。ただ、火を燃やすという少々扱いがやっかいなことと、煙の問題や薪の調達方法など、現代の暮らしの中では簡単ではない部分もありますが、一度その暖かさ、火を扱う楽しさを知ってしまうと、はまってしまう人も多いようです。
 今回は改装オープンしたばかりの伝兵衛堂さんのショールームでストーブに実際に火を着けるところからはじまり、設置についての注意点や扱い方、また、伝兵衛堂さんが取り組んでいる薪の供給方法など紹介して頂きました。座学のあとはストーブを使ってお料理タイム。皆さん自分で作ったピザの生地に思い思いにトッピングしてストーブの中に…。2〜3分でカリッとしたおいしいピザのできあがり。他にもダッジオーブンを使ってつくったピラフやチキンのトマト煮を頂きました。
 火を囲んでいると何となく、心が落ち着きます。大昔から人間は火に守られて暮らしてきたからかもしれません。鉄の鋳物で作られたしっかりしたストーブは見ていても安心感があり、ガラス窓から見える炎は見飽きません。大型テレビも良いですが、スイッチを消して、薪ストーブの前で食事したら、きっと家族の会話も弾むでしょうね。少し贅沢かもしれませんが、住まいの核として「火」のある暮らしは素敵だと思わせてくれるサロンでした。(青島)

 

サロンの様子 サロンの様子

〈感想カードの紹介〉

  1. 実際にストーブが見られて良かったです。火の入れ方が参考になりました。具体的に検討していますので良かったです。また、ストーブを入れる覚悟が必要かと思いました。
  2. 木の家づくりに憧れはあるものの、現実はまだまだ遠い夢です。最近、温暖化が言われるので、ダンロは入れたいけど、この県西部でどれだけ活用できるのか? 必要か? と疑問を感じ始めています。ただ、暖をとる以外の目的もかなり魅力なので、今日はその辺りを体験したくて参加しました。手作りのピザはもちろんおいしかったですし、チキン煮もピラフも温かい旨さでした。こういう生活を日常に取り入れる事ができたら幸せですね。土地をどの辺りで探すかも私達にとっては大きな課題です。
    やはり、ダンロのある生活、と感じた今日の会でした。ありがとうございました。