今回のサロンは、建設中の庄内町集会所の構造見学会を行いました。10月25日に上棟し、ちょうど2週間過ぎたところです。
屋根は既に仕上げのガルバリウム鋼板が葺かれていて、外壁は耐力壁となる構造用合板が貼られ、アルミサッシもついた状態でした。
集会所は、およそ間口20m、奥行き9mで、1階床面積55坪、小屋裏を利用した2階部分を合わせた延床面積が65坪の建物で、切り妻の大屋根と、1.8mの深い軒が特徴です。建物が大きく軒が高いため、深い軒の出がちょうど良いバランスです。
内部は、土台と柱や梁などの構造材が全て見える状態で、ダイナミックな架構や、完成すると見えなくなってしまう接合金物の様子などを見ていただきました。8寸角の大黒柱のほかに、5寸角以上の通し柱が28本もあるのですが、空間が大きいせいか、それほど太くは感じられなかったようです。
大ホールの屋根を支える、末口33cm、長さ7.2mと5.4mの5本の松の野物は、かなり迫力がありました。丸太と丸太、丸太と柱や梁が、当たり前のように隙間なくきちっと納まっている様子を見ていただき、職人の技のすごさを感じていただけたと思います。
2月初旬予定の完成が楽しみです。