前日の雨も上がり、少し風はありましたが、無事、伐採見学会を開催することができました。集合場所の船明ダムから、車で約20分、伐採現場に到着。林道のすぐ横が伐採現場だったため、急な斜面を歩くことなく、道路から伐採の様子を見学しました。
今回は、樹齢約120年の桧の間伐を見学しました。1本目は、切り倒した部分の直径が50〜60cmもある大木で、大音響と共に倒れる様は、すごい迫力でした。また、上空は風があったにもかかわらず、ねらった場所に正確に切り倒す技は、まさに職人技です。伐採した断面を触るとみずみずしく、また、桧の良い香りが漂ってきました。
2本目は、間伐のため今回は伐採しない木と木の間をねらって、切り倒したのですが、枝が引っかかってしまい、すぐには、倒れませんでした。桧は杉と比べて枝が粘り強いため、このようなことが時々あるそうですが、違う角度からワイヤーを使ってひっぱたりして、無事、倒すことができました。
今回の伐採現場は、これまで定期的に間伐が行われ、良く手入れがされているため、光が差し込んでいる明るい山でした。間伐の大切さと、山の仕事の難しさ、楽しさが良く分かりました。
見学の後、伐採現場の横の日だまりで、持参したお弁当を広げて昼食タイム。天野さんには、恒例のイノシシ汁や焼きサンマ、椎茸などを用意していただきました。森林浴をしながら食べる食事は最高でした。