第64回住まいづくりサロン
「天竜桧 伐採見学会」
日 時:2011年11月26日(土) 10:00〜14:00
場 所:浜松市天竜区
出席者:大人14人 子供3人



 
 この季節にしては暖かく、風もない絶好の伐採日和となりました。集合場所の船明ダムから車に分乗して約20分、現場近くの駐車場に。そこから、かなり急斜面の林道を15分ほど歩いて登り、伐採現場に到着しました。
 今回は、樹齢が100年を超える桧を、3本伐採するのを見学しました。
 どれも切り倒した部分の直径が50cm〜60cmあり、高さも20mを超えるような大木で、大音響と共に倒れる様はすごい迫力でした。また、チェーンソウを使って木の根元に切り込みを入れることで、ねらった場所に正確に切り倒す技はまさに職人技で、いつもながら感心します。伐採した断面を触るとみずみずしく、また、桧の良い香りが漂ってきます。切り株を小さく切ってもらい、良いおみやげになりました。
 2本目は、伐採体験をしてもらいました。簡単そうに見えるチェーンソウでの伐採も実際にやってみると、なかなか思うように伐れず苦労しているようでしたが、職人さんに手伝ってもらいながら、無事切り倒すことができました。貴重な体験をして、良い想い出になったことと思います。
 伐採の現場を見ることで、こうしてできる木材を大切に長く使っていきたいと感じていただけたのではないかと思います。
 見学の後、現場近くの日だまりで、持参したお弁当を広げて昼食。今年も、天野さんには、イノシシ汁、シカ肉、焼きサンマと次郎柿を用意していただきました。山の中で森林浴をしながら食べる食事は最高でした。

(大屋)




〈感想カードの紹介〉

  1. 7才の息子と二人で参加させていただきました。天竜の木を使った家づくりを考えています。100年以上育った木がどういう風に伐採され木材になるか、実際にみて、香りも良く五感で感動しました。その後のシシ汁、シカ肉、サンマもとてもおいしく、私も息子も大満足です。貴重な体験ありがとうございました。
  2. 山の中で大きな木が切り倒されるのを初めて見ました。こういう木が時間をかけて1本の柱になっていくのですね。家の中で柱を見るとき、今日の山の景色を思い出すと思います。
  3. 伐採作業は何度見ても豪快で爽快、目を奪われます。100年近くの樹木が家の材木として使われる事をしっかりと知った上で住むこと、自然への感謝は忘れないように大事にしたい。
  4. とても迫力があり驚きました。初めて伐採したての木を触って感動しました。自然の恵みを大切に使っていきたいと思います。