12月に入り一段と寒くなりましたが、風もなく絶好の伐採日和となりました。集合場所の船明ダムから車に分乗して約30分、熊の山深い現場に向かいました。伐採現場は、駐車した林道から、急な斜面を10分ほど登ったところ。慣れない山の斜面に少し苦労しましたが、無事、到着しました。
今回は、樹齢が120年程の杉の大木を2本、伐採するのを見学しました。どちらも根元の直径が80cmほどあり、高さも30m近い大木です。大音響と共に倒れる様子を間近で見ることができ、その迫力に感動しました。また、チェーンソウを使って木の根元に切り込みを入れることで、ねらった場所に正確に切り倒す技はまさに職人技で、いつもながら感心します。
伐採の現場を見ることで、このようにしてできる木材を、大切に長く使っていきたいと感じていただけたのではないかと思います。
また、最近は若い後継者がたくさん山に入ってきているとのこと。少し前までは、山で働く職人さんの高齢化が進み、将来、伐採や山の管理はどうなるのか心配されていましたが、そんな話を聞くと安心します。20代の若い職人さんに、山の仕事はどう?と聞くと、楽しいって言う答えが返って来たのが印象的でした。
見学の後、現場近くの広場で、持参したお弁当を広げて昼食。今年も、天野さんには、焼きサンマとイノシシ汁、次郎柿などを用意していただきました。山の中で森林浴をしながら食べる食事は最高でした。